Antiquites Brocante Paris by 桜アンティキテ
N°2719 Chanel / Robert Goossens Archive An Unworn Prototype Gilt-Metal Chain Belt for the Chanel Tweed Suit Circa 1954–1971 Length: 72.0 cm
¥2,200,000
シャネル/ロベール・ゴッセン アーカイブ
シャネル・ツイードスーツのために制作された未使用プロトタイプ
ギルトメタル製チェーンベルト
1954〜1971年頃
全長:72.0 cm
1954年のメゾン復帰以降、ガブリエル・シャネルが確立したツイードスーツは、装飾過多なモードから女性の身体を解放し、機能性、軽やかさ、そして洗練を兼ね備えた近代服飾史上の象徴となった。本品は、そのシャネルスーツに合わせるアクセサリーとして構想された、未使用のプロトタイプ・チェーンベルトである。
ギルトメタルによる二連・三連のチェーンパーツを連ね、ラインストーンと黄色の透かしガラスを交互に配した構成は、スーツの直線的で抑制されたフォルムに対し、腰回りにリズムと光を与えるための装飾的試みであったと考えられる。中央に据えられた赤いペーストガラスのインターロッキング・ダブルCは、単なる留め具ではなく、シャネルというメゾンの視覚的アイコンを装いの中心に置くという、後年のアクセサリー展開にも通じる重要な意匠である。
シャネルのサインは認められないが、ロベール・ゴッセン氏のアーカイブより直接譲り受けた来歴を有し、未使用のプロトタイプとして証明された本品は、シャネルスーツの完成されたイメージの背後に存在した創作過程を物語る、極めて貴重な歴史的資料である。