Antiquites Brocante Paris by 桜アンティキテ
アンティーク レーマー杯手吹きグラス オランダ又はドイツ 18世紀末から19世紀中期
寸法:H:118mm W:65mm
重量:129g
こちらのグラスは、典型的な「レーマー杯(Römer Glass)」と呼ばれるもので、ドイツやオランダを中心とした北ヨーロッパで16世紀以降広く親しまれた伝統的なワイングラスの一種です。
レーマー杯の特徴:ボウル(カップ部):丸みを帯びた大ぶりな形状。気泡が多く含まれる淡い緑色のガラス素材で、手吹きならではの不均一さが見られる。
ステム(脚部):中央が太くなり、その周囲に丸く突起した装飾(ラズベリー装飾、通称「ベリー・プルント」)が施されている。装飾的な円形の突起物が特徴で、握りやすさを増すためのデザインとされている。
ベース(台座部):幅広で円錐状に下部へ向けて広がり、表面には多数のリング状のラインが刻まれている(コイル状ステム)。
製法:ハンドメイドの吹きガラス製法で製作。 全体的に小さな気泡が無数に存在し、手作業の温かみや古さが伝わる質感。
年代:18世紀末〜19世紀中期
生産地域:ドイツまたはオランダ
用途:主にワイン、特にライン地方の白ワインを飲むために使われたグラス。